
恵方珈琲(2025年度版)
普段店頭では取り扱うことが難しいコーヒーをぜひこの機会に!という事で「幸福のアラビア」と呼ばれるイエメン産モカ100%。
希少なコーヒーを特別価格でご紹介です。
イエメン産モカは、コーヒーノートでも十数年ぶりに扱うコーヒーです。
何しろ、現在内戦で渡航不可能な国となっており希少性は益々高くなっています。
加えて、(昔からそうでしたけれども)仕入れが矢鱈に高い割に不良豆の混入率まで高いため、それを全部取除くと半分近く廃棄する事になり、結果として採算度外視で販売する他ないという焙煎屋泣かせのコーヒーの筆頭に挙げられる碌でもない奴でもあります。
機会さえあれば皆さんにもぜひ体験して頂きたいと願い続けて来た甲斐があったのか、おかげさまで中々良い素材が見つかりました。
口中に広がるのは決してフレンドリーとは言えない硬質な酸味(ドイツのフランケンワインのような感触です)。
喉の奥をくすぐるアラブの香水(そんなもの知りませんが)と言いたくなるようなツンとする香り、カカオ多めのチョコレートのような酸味とキャラメルのような甘さ...。
散々苦労かけられたのに、一度飲んだら忘れられないほど記憶にずっと残り続ける憎いあんちくしょう...。
セールストークが過ぎてちょっと大袈裟にかましてしまいましたが、是非体験して頂きたいコーヒーです。
100gで1,400円(税込) 200gですとボリュームディスカウントで2,400円(税込)と大変お得になっております。
「自分一人だし、200gはちょっと多いな...」と思っていらっしゃる方、なんでか分かりませんけどイエメンモカは置けば置くほど香味が変化して思いもよらぬ味わいに化けてくれます。
科学的な根拠なんて全く無いのですが、私くらい時代の経ったコーヒー関係者の中には「長いこと放って置いたイエメンモカが無茶苦茶美味しくなってた」という経験をしている人も多いと思います。
のんびり気長に味わいの変化を楽しんでみられてはいかがでしょうか?
「どうしようかな...」と悩んでおられるようでしたら、多めにお買い求め頂いても損はないと思います。